【飲食店視点】Uber Eatsの注文の流れと作業内容を解説

Uber Eats(ウーバーイーツ)の注文受け付けから配達完了までの流れを、飲食店・加盟店(レストランパートナー)側の視点に立って解説していきます。細かな注意点やお店側のお金の流れなどについてもあわせて解説します。

レストランパートナーに加盟する際の研修でも確認しますが、実際の流れや細かい注意点をしっかり把握したうえで注文を受け付けるようにしましょう。

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目次

Uber Eatsの注文から配達までの流れ(店舗対応含む)

まずは注文から配達までの流れを把握しましょう。この動画はUber Eatsがレストランパートナー向けに作成した注文の流れを解説したものになります。全体の流れをつかむために一度確認しておきましょう。

この記事ではUber Eatsの注文受付から配達までの流れを解説していますが、レストランパートナーになる方法や手順については次の記事で解説していますのでそちらも参考にしてください。

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それでは早速店舗側の対応について解説していきます。いくつか並行して行う作業(調理など)がありますので、そちらについても随時解説に含めています。

注文を受け付ける

注文が入るとUber Eatsから支給されたタブレットあてに新規注文の通知が入ります。新規注文の受付通知を確認次第すぐにタブレットで注文受付確定します。

注文を受け付けると、注文内容がリストアップされるので、何が注文されたかどうか確認します。

配達パートナーの手配を開始する

注文確認画面では注文の準備完了ボタンがありますが、そのボタンをタップすると配達パートナーの手配が開始されます。

ここで抑えておきたいポイントが一つあるのですが、基本的に注文された料理の調理と並行して配達パートナーの手配を進めてください。

配達パートナーの手配自体はUber Eatsが自動で行ってくれるので店舗側が探す必要はありませんが、配達パートナーが見つかってから店舗に受け取りに来るまで時間がかかります。

ですので、調理し終える5~15分前くらいに準備完了ボタンをタップして配達パートナーの手配をすすめるといいでしょう。そうすることで効率良く素早く注文者に商品を届けることができるでしょう。

調理

前頁の「配達パートナーの手配を開始する」でも触れていますが、基本的には配達パートナーの手配をしつつ調理を行うことになります。

あまりに早く配達パートナーの手配を進めてしまうと、早く到着して配達パートナーを待たせてしまうことになるので、お店の混雑具合などと相談しながら調理をしてください。

料理によっては店内提供のものと違う盛り付け(麺とスープが別など)になる関係で時間がかかる可能性もありますので、そのことについても気を配るようにしましょう。

日時指定されている場合もあるので注意

基本的には注文が入り次第すぐに調理を開始することになりますが、お客様によっては日時を指定して注文してくることがあります。

その場合すぐに調理してしまうと料理が冷めてしまい、配達する時間になる頃には冷めてしまったり、食感や味・風味が落ちてしまう可能性があるので、日時指定されているかどうかは必ず確認してください。

配達用の袋などに注文番号を貼り付ける

調理を終えて注文された商品をまとめた袋を用意できたら、その袋にUber Eats注文受付に使っているタブレットの注文内容に表示されている注文番号を貼り付けます

貼り付け方は自由なので、適当なメモ用紙に直書きしたものをテープで貼り付けておくだけでも構いません。

注文番号がないと配達パートナーへの受け渡しに支障が出るので注意してください。

配達パートナーへ受け渡し

配達パートナーが配達する商品を店舗に取りにきます。

配達パートナーが来たら注文番号を確認してください。その注文番号と一致した商品を渡せば店舗側での作業は完了となります。

複数の注文が入っている状態で配達パートナーの注文番号を伝えていなかった場合、間違った商品を渡してしまう可能性があるので必ず注文番号の確認を行ってください

店舗側でやる作業はこれで終了です。あとは配達パートナーの仕事であり、配達が完了次第タブレットにも配達完了の通知が入ってきます。

基本的には、Uber Eatsからの注文はこの流れを繰り返すことになるので覚えておきましょう。

問題が発生した場合

問題が発生した場合は必ずすぐにサポートセンターに連絡をいれましょう。

例として、配達先で商品が破損してしまった・商品が間違って届けられてしまった等いくつかのケースが考えられますが、ほとんどの場合、Uber Eats側の負担で返金対応してもらえます。

内容次第では注文者が再注文してくれるか二度と利用しないかの分かれ道でもありますので、配達パートナーに対しても可能な限りしっかりと対応するよう心がけましょう。

店頭でのお金のやり取り

Uber Eatsのシステムでは、飲食店がお金の精算や管理などをする必要はありません。注文や金額はすべてシステム上で管理され、手数料やレンタル費などが差し引かれた金額が毎週自動的に振り込まれる仕組みになっています。

そのため、販売ルートが増えたことによるお金の管理が煩雑になるということはありません。

注文ごとの支払いがなく配達パートナーに商品を渡すだけですので、非常にスムーズに配達サービスを提供することができます。

お店側がUber Eatsに支払う費用・コスト

  • 店舗側の配達員を雇用する必要がない
  • タブレットレンタル費などの初期費用も5万円の30回分割払いなので初期費用は無いようなもの(今後登録手数料が追加される可能性あり)
  • 売上は毎週入金

売上が低迷していたり販路を拡大させたい飲食店にとって非常に都合のいいデリバリーサービスといえます。ただし、当然ながらUber Eatsは慈善事業ではないためそれらメリットに見合った手数料が設定されています。

Uber Eats経由で注文が入って売り上げが発生した場合、その売り上げの35%が手数料としてUber Eatsに支払われます。支払いは売上から自動的に差し引かれるため、毎月まとめて請求されるということはありませんが、決して手数料が安いわけではありません。

そのため、多くの店舗は店舗内提供価格よりも高く設定していることが多いです。通常価格のままUber Eatsでも売り出してしまうと十分な利益を得ることが難しくなりますので、Uber Eatsでの価格設定は売れ行きや原価などを考えしっかりと価格調整しましょう。

そのため、Uber Eatsに出店する際は利益率を上げるために商品価格を上げたり、注文されやすい有料トッピングオプションを多数用意するなど工夫を凝らす必要があります。

タブレットレンタル費や出店に伴う登録作業などを含んだ初期費用5万は30回分割週払いで行われます。この初期費用の支払いにはUber Eatsの売上から差し引かれる形で支払われるため、Uber Eatsから一切注文が入らなかった週(売上が入らなかった週)は請求されません。

金銭関係があらゆる面で自動化されていることについては大きなメリットと言えるでしょう。

お持ち帰り(テイクアウト)の場合は手数料が12%に下がる

Uber Eatsの手数料は35%が基本ですが、これは配達を伴う注文に限られます。注文したお客様が自らを取りに来られるお持ち帰り注文だった場合、Uber Eatsに支払う手数料は12%に削減されています。

そのためお持ち帰り注文だと粗利を出しやすい上に、商品価格を下げて注文されやすくすることも可能です。

お持ち帰りはお客様も一切手数料が発生しない注文方法であるため、お持ち帰りも受け付けれるようにしておくといいかもしれません。

Uber Eatsからの注文は手数料が引かれます。そのため、いずれ直接買っていただくために、商品と一緒に直接出前をした場合の割り引きメニューやクーポンのチラシを入れておくことも有効な手段です。

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Uber Eatsの売上入金タイミング

Uber Eatsは毎週売上が入金されます。ただし売上の入金は海外送金を伴うため、毎週決まった曜日に必ず振り込まれるとは限りません。

特にアメリカの祝日の影響を受けることになるので、アメリカの祝日・日本の祝日が連日して続いた上で土日も挟んだ場合、入金がかなり遅れてしまう可能性もあるので覚えておいてください。

初期費用の分割払いが残っていた場合は支払い分が差し引かれた金額が入金されます。

さいごに

Uber Eatsは手数料が高いといっても売上や認知度をあげる手段として非常に有用です。初期費用が安いことも考慮すると、最近のフードデリバリーブームが続いているうちにデリバリーを開始し多くの人に認知してもらったうえで今後につなげていくのが賢い選択ではないでしょうか。

配達・テイクアウト用の使い捨て容器やアメニティ(お箸やスプーン)も必要になる上に、Uber Eatsの手数料まで発生するので1商品あたりの原価は上がりますが、Uber Eatsの利用者は通常よりも高い価格で売られていることを知った上で利用している場合が多いので、多少Uber Eats用に値上げしたところで大きな影響はありません。

少しでも利益が出るように値上げしてお店の利益を作るほうがよっぽど重要ですので、Uber Eats未出店店舗の方はUber Eatsに出店して販路と利益、認知度を増やしていきましょう。

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